アラフォーがスナックデビューしてみたスナ嬢のブログ

アラフォーのバツイチ、スナ嬢と申します。

盛り上げる接客

こんばんは、スナ嬢です。

アラフォーでスナックホステスデビューしました。


今回は、

【盛り上げる接客】について、考えてみたいと思います。


スナ嬢の勤務するお店は、

40代ママさんを筆頭に、8人の女の子(ホステスさん)がいます。

女の子は、40代、30代、20代が均等に振られた人数です。


スナ嬢の勤務するスナックは、

とにかくお客様に笑って楽しんで頂く接客スタイルです。

お客様の希望する飲みかたに合わせますが(カウンターで静かにお話したい方もいらっしゃる)、

2軒目以降に来られる方が多いので、

盛り上がりたいお客様が多いのです。


◾️お客様が1軒目のお店の愚痴をこぼす時◾️

お客様はちょっとほろ酔いで来店して、しばらくすると、1軒目の愚痴を話してくださることがあります。


「隣駅のクラブ、つまんなかったの!高いのにつまらないの!」→

お客様が付き合いでクラブに行き、消化不良で、わいわい(下ネタありで)盛り上がるのが好きなメンバーだけで2軒目にきたタイプ。


「あそこのガールズバーでぼられたー!俺の地元が遠いからって、ぼったな」→

ガールズバーの方が、当店よりリーズナブル設定なのに、アレ?なパターン。


「新店のキャバクラに行ったらさ、誰も昭和のカラオケ知らねえの!」→

キャバ嬢にモテたくて、がんばってEXILEを練習するか、

スナックで細川たかしを歌い直すか。


ガールズバー行ったらさ、女の子が喋らないの。なんでこっちから話を振らないとだめなのよ」→

おまけに女の子がバイトを始めた理由が、タダ酒呑めるからというものに、呆れるパターン。


・・・色々ですね。


◾️ときメモと乙女ゲー◾️

こういうもののようです。


キャバクラはときメモと考える。

アラフォーには懐かしい、スーファミで翻弄された、ときめきメモリアルです。


お客様はお気に入りの女の子(キャスト)を落とすために(あるいは気に入られたくて)、

様々なコマンド(シャンパンや同伴)を駆使して、ゲームクリア(ホテルなど)を目指します。


でもスナックは、

とにかくお客様が主役です。

スナックホステスは、各々がトークでお客様を満足させたり、仕事のストレスを取り除いて差し上げなければいけません。

そう、乙女ゲーなんです。

女性があれやこれやと頑張るんです。


特に、常連さんがお友達を連れて来て下さった時は、むちゃくちゃやりまくります。


「こいつ楽しそうだ。連れて来てよかった」と思って欲しいもの。


大概、常連さんに連れられてくるお客様は、たまーーーにしかホステスさんのいるお店に来られない、

2児のパパだったりします。

1人でのリピート来店は望めませんが、今夜だけでも楽しんでほしいなと思うんです。


月々のお小遣いがいくらなんだとか、

朝ごはんはテーブルにランチパックが置いてあるんだとか聞くと・・・

息抜きしていってー!と思うのです。


◾️呑み屋街連鎖◾️

キャバクラに大本命の女の子がいてそこでお客様は大金と気をキャストに使う→

ガールズバーで女の子の若さに元気をもらう→

前出の2軒での無理してしまった疲れを回復し、笑い飛ばしたいぞ(庶民派ホステスを弄って鬱憤をはらすもあり)とスナックで〆る→


一晩でこんな流れもあるのかなと思います。

だから、他店で若い女の子に「おじさん」扱いされたお客様は、

スナックに来てアラサー以降の年代のホステスを「ばばあ」だの「おばさん」だのとなじっても、

彼らを責めてはいけません。


世の中は、ぐるぐると回っているのですから。


スナ嬢ですか?


ばばあと言われたら、

「ばばあだよ笑」

と可愛く笑って、

レディースドリンクのグラスを一気に空にしますね。


はい。


「やだー!ばばあだから更年期かしらー!喉が渇いてしょうがないわー!きゃー!」

と、さくっとおかわりをしましょう。


では!